全天蚕ショール2枚目。
NO15と同じ経糸で、続いて織ったもの。少しだけ模様のパターンを変えています。
天蚕糸は光沢が美しいので、平織よりなるべく糸を飛ばした織り方が合うと思い選択した織り方です。
<糊抜きについて>
織りの作業をしやすくするために、糸には糊がついています。
着るうちになじんでくる紬の着物などと違ってショールは風合いが命ですから、糊が付いたままだと手触りがよくありません。
松本に糊抜き専門の業者さんがいらっしゃって、今回も緯糸天蚕ショールと同様に糊抜きをしていただきました。
前回もすごく柔らかく滑らかになったので期待はしていたものの、出来上がったものを見て正直驚きました。
光沢が何倍にもなって、手触りもトロっとして、うっとりするような艶です。
まるで都会に行って洗練されて帰ってきた娘のようでした(笑)。