織っている物、織っている場所、織っている人

北アルプスの麓・安曇野で糸を紡ぎ、染め、
一点一点、心を込めて手織りしています。


織っている物

厳選した羊毛・毛糸、綿糸、麻糸、絹糸そして天蚕糸(てんさんし)を使って、ショールやマフラー、テーブルクロスやキッチンクロスなどをすべて手作りで製作しています。
作品ごとに異なる手法で糸紡ぎ~染色~織りを行います。


織っている場所

天然素材の糸を使って、森の中で深呼吸するように機織りがしたい…そんな夢を抱いていたとき、安曇野の山奥に古民家を見つけました。
何年も通っているうちに安曇野にどっぷりはまって移住までしてしまいました。

ただ、古民家は暮らすには寒すぎるので、山里から北アルプス山麓に移動して工房を開きました。

織工房MAKI

住居兼工房です。
MAKIの名前の由来は、住所が穂高牧(ほたかまき)だから。
こじんまりした建物の周りには畑や森が広がっています。夏の間は野良仕事に追われ、機織りの時間が取れないのが悩みです。
敷地内には草木染の染料になる植物がたくさんあります。雑草だらけの畑では、ほんの少しの野菜の横で藍も育てています。
個人指導のワークショップ(不定期開催)は、こちらで行っています。

古民家

江戸時代に建てられた日本家屋です。冬は外の方が気温が高い不思議な家ですが、夏は涼しい!
近年は安曇野も猛暑になるので、そんなときは山奥に避難して作品の構想を練っています。本当は、ただぼーっとしてるだけなんですけどね。


織っている人

 

岡見 民恵

Tamie Okami

 
 

大学では美術史を学びましたが、本当は工芸史を学びたかった。高校生のときは自分が何をやりたいかもわからなかったから仕方ないですね。当時は情報も少なく、卒業後は普通の会社員に。染織とはまったく関係のない金融関係のハードワークを長年やってきました。

仕事が落ち着いたころ、なぜか急に機織りがしたくなり週に1回のペースで習い始めました。器用な方ではない(というか、ぶきっちょ)ので、自分が何をしているのか分かるまで何年もかかった気がします。

糸を染めたり、羊毛を染めて紡いだり。整経、綜絖通し、筬通し…
一つの作品ができるまで半年近くかかるのがふつうで、1年がかりのことも…
綿糸、麻糸、手紡ぎの羊毛糸、絹の紬糸。
平織、綾織、模紗織、吉野織、ノッティング。
…織のことが知りたくて本を何冊も買いましたが、適当な和書が少なく、洋書を読むうちに、だんだん複雑な組織織りがやりたくなりました。

安曇野に移住して、天蚕との出会いがあり、天蚕糸を活かす織物を試行錯誤しています。
絹糸は細いので、複雑な組織織りをしても目立たないし、だから着物は平織が多いんだ、なんて今更ながら納得したり。
でも、やっぱり組織織りがしたい! それも、経糸と緯糸が天蚕糸の全天蚕で…

誰かを温めたり、なごませたり、幸せで優しい気持ちにできるような、実用の作品も作っていきたい。マフラーやショールが多いのはそのせいかもしれません。
ちょっとしたランチョンマットやコースター。コーヒーカップを置いて、ほっと一息ついたときにヒュッゲを感じる。。そんな作品も。

そして、ワークショップも定期・不定期にやっていきたいと思っています。
機織りは少し面倒だけどその分完成したときに大きな喜びを味わえる手仕事です。織りのことでは色々悩んできたので、初めての方とは何を織りたいか方向性を見極めながら。今までと少し違うことに挑戦したいという方とは、一緒にやりながらブレイクスルーできたらいいな。

高機でトントンしてるとフロー状態になることがあります。単純にそんな感覚を味わいたいという方のための高機体験があってもいいと思います。もちろん完成作品付きで!

経 歴

・北海道出身
・B型、みずかめ座
・早稲田大学第一文学部美術史学科卒
・泉ひろみ織工房にて泉先生に染織全般を学ぶ
・STUDIO TESSILEにて中村靖子先生に八枚綜絖の組織織りを学ぶ
・2009年、安曇野の古民家で暮らしはじめる
・2019年、安曇野に本格移住し工房設立

・安曇野市天蚕振興会会員 機織部所属

 
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