全天蚕(経糸緯糸とも天蚕生糸)ショール。ハックレース織り。8枚綜絖。
これまで全天蚕ショールは4枚綜絖の高機で織っていました。いつかは8枚綜絖でと思っていたところ、とても素敵なハックレース組織を見つけ、挑戦することにしました。
斜めのラインが出て、さすがに今までとは違った雰囲気に。
【8枚綜絖の高機について】
当工房に8枚綜絖の高機は4台ありまして、私がよく使うのは、そのうちの2台です。1台はAsh fordのレバー式で、2台目は東京手織機の天秤式。両方とも60cm幅です。
レバー式は、綜絖枠とレバーがひとつずつ繋がっていて、1枚1枚動かすことができるのですが、緯糸1本毎にレバーを手で操作するため、織るのにとても時間がかかります。
天秤式は8枚の綜絖を組織にあわせて10本の足にタイアップします。例えば1の足を踏むと2枚目と6枚目の綜絖が上がる、といった感じで織りやすいようにセットして、踏み順を決めて織っていきます。8枚×10本で、80本タイアップするので、組織を大幅に変更するときは半日かかりますが、織り出すと早いです。
セットは簡単だけど織るのに時間がかかるレバー式、セットは時間がかかるけど織るのは早い天秤式。どちらを選ぶかは、その時次第ですが、生徒さんがいる教室に置いてあるレバー式でチョコチョコ織ることが多いこの頃です。
ちなみに、#S043の全天蚕ショールは、同じものを2枚織ることにしたので、さすがにレバー式で織る気にはなれず、東京手織機の天秤式8枚綜絖の高機を久しぶりに使いました。